子供たちの笑顔のために




これはめだかファミリースクールの表札です。



どうです?いい表情でしょう



この子供達が住んでいるサピン村はネパール東部に位置し、
ヒマラヤ山脈を臨む標高2000メートルにある人口4500人からなる農村です。

電気は去年(2003年9月頃)にようやく通りはじめましたが、
それでもやっと30数件の家に繋がっているだけなんです。

水道は村の中で高い場所に大きなタンクを作り、パイプを引いて高さを利用して村の中を流しています。
パイプの引きやすい所だけで、届いていないところは水道がある場所へ汲みに行くか、
自然に水がたまっている所(水汲み場)に汲みに行っています。

ガスは最も普及しにくくガスボンベを持っていける範囲にだけにしかありません。
そのためサピン村には一切なく、料理をする時は薪を焚きます。



ネパールにはカースト制度があります。カーストは大きく分けると4階級にわかれ、
細かく分けると64階級に分かれます。サピン村にも4階級が
キチンとあり、64階級あるわけではなく、だいたい20階級くらいに
同じ村内で分かれています。非常にうっとうしいそうです。

カースト制度は名前や仕事で判るようになっており、Family nameで判ります。
(First,Midl,Family)ウッタムさんの場合はUttam Raj GireeのGireeがそれに当たります。
Gireeは、お寺を掃除したりお世話する人だったのですがそれは、ずっと昔の話で
今は、農業をする人なのです。産まれた家により最初から仕事が決定されているんです。

ネパールではこのカーストのせいで、差別があります。大きく分かれた4つのうちの
1番目と4番目の間にある差別が強く、たとえば1番下のカーストの人が
1番上の階級の人の家に入ってはいけない。体に触れてはいけない。
同じテーブルで食事はいけない等があるそうです。

また無医村ということなので、我々むつう整体はめだかファミリースクールの校長先生である
ウッタム・ギリーさんにむつう整体を教えボランティアで活動をしています。




ウッタムさんは生まれてきたものの最初の学校は母である。という想いが強く中にあります。
なぜならネパールでは、男子には教育をして仕事に就かせ、自分の老後をみてもらいます。
しかし、稼げない女子には、家事から動物の世話、子どもの世話、農業までしているんです。
ですから女子は学校に行けないのが実情です。しかし、ウッタムさんの想いでは
女子にこそ正しい教育するべきと強く想っております。なぜなら 始めに子供を育てるのは母親だからです。

ウッタムさんは学校教育の中で、まずは「読み、書き」を中心に授業をしています。
村の中でも文字を書ける人は少数のなのです。そのため、まずは「読み、書き」
ができるように、ネパール語の授業が組み込まれています。
そして、ネパール語と 同時に英語の授業も行っています。

ネパール語と英語を勉強することによって視野を広げさせる事が目的です。

村の人の中には、一生村から出ない人もいるようで、首都カトマンズの生活も
しらない、ましてや世界で何が起こっているのもの想像もできないでしょう。
それでは時代についていけないと、村人たちにも「読み、書き」ができるように
なって欲しいと毎日授業が行われています。



ウッタムさんは学校が休みの早朝から、むつう整体の施術を行うために
出かけていくこともあり、村のいたるところを回り、人々を癒しています。
施術に出かけた先で、めだかファミリースクールという無料の学校をしているのだ
と話をしていくうちに徐々に生徒数が増え、今年の4月には、今まであった2つの教室に
入りきらなくなったそうです。今年は、新たに教室を増やし、
今は3つの教室で授業をされています。


めだかファミリースクールはこのようにして広まりつつあります。
しかしまだまだ村での実情は厳しく、資金が足りておりません。
私たちはさまざまな方途を試みサピン村を盛り立て いづれ自立できるように
なってもらいたいと考えております。私達と共にめだかファミリースクールの
子供達のこの笑顔を育みませんか?

彼らはあなたが手を差し伸べてくれる事を必要としているのです。


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